
2028年(第67作)のNHK大河ドラマが、山﨑賢人さん主演の『ジョン万』に決定しました。幕末から明治にかけて、日本とアメリカの架け橋となったジョン万次郎(中浜万次郎)の波乱万丈な生涯を描く本作。
主演の山﨑賢人さんの大河初出演・初主演という話題はもちろんですが、ドラマファンの間で大きな歓喜の声が上がっているのが、脚本家・藤本有紀(ふじもと ゆき)さんの起用です。
なぜ『ジョン万』の脚本が藤本有紀さんであることに、これほどまでに期待が寄せられているのでしょうか?彼女のこれまでの功績と、本作との親和性を解説します。
脚本家・藤本有紀とは?胸を打つ人間ドラマの第一人者
藤本有紀さんは、緻密に計算された伏線回収と、笑いと涙の絶妙なバランスで数々の名作ドラマを世に送り出してきた日本を代表する脚本家です。
【主な代表作】
連続テレビ小説(朝ドラ): 『ちりとてちん』(2007年)、『カムカムエヴリバディ』(2021年)
大河ドラマ: 『平清盛』(2012年)
その他名作ドラマ: 『ちかえもん』『みをつくし料理帖』など
特に朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、「ラジオ英語講座」を軸に親子3世代100年にわたる物語を見事に描き切り、日本中を感動の渦に巻き込みました。また、『昭和元禄落語心中』などに見られるような、「過酷な運命に翻弄されながらも、情熱を持って困難を乗り越えていく人々の姿」を圧倒的な熱量で描き出す手腕は、高く評価されています。
『ジョン万』× 藤本脚本が「間違いない」3つの理由
今回の『ジョン万』という題材と、藤本有紀さんの持ち味が驚くほどマッチしている点が、最大の期待の理由です。
1. 「英語」と「異文化交流」という共通のテーマ
ジョン万次郎の物語において、避けて通れないのが「英語の習得」と「アメリカ文化との出会い」です。無人島に漂流し、アメリカの捕鯨船に助けられた万次郎は、日本人として初めてアメリカで本格的な教育を受けました。
『カムカムエヴリバディ』において、英語という言語が人の人生をどう切り拓き、人々の心をつなぐのかを感動的に描いた藤本さんだからこそ、万次郎の「言葉を通じた異文化の壁を越える挑戦」を、誰よりも魅力的に描き出してくれるはずです。
2. 絶望的な逆境から這い上がる「熱いモチベーション」
14歳で遭難し、見知らぬ異国の地へ渡るという万次郎の人生は、まさに絶望と困難の連続です。しかし彼は、そこから持ち前の好奇心と行動力で道を切り拓き、やがて日本の近代化を推し進める原動力となっていきます。
藤本脚本は、不遇の環境から這い上がり、自分の信じる道(パフォーマンスや表現、学び)を極めようとする主人公の「熱」を描くのが非常に巧みです。万次郎が数々の壁を乗り越え、グローバルな視点を獲得していくプロセスは、見る者に強烈なモチベーションと勇気を与えてくれる極上のエンターテインメントになるでしょう。
3. 歴史のうねりと緻密な人間ドラマの融合
藤本さんにとって大河ドラマは、強烈な人間ドラマを描き熱狂的なファンを生んだ『平清盛』以来、2度目となります。
万次郎が帰国した日本は、まさに激動の幕末。坂本龍馬をはじめとする志士たちや、幕府の要人たちとの交流など、歴史の大きなうねりの中に放り込まれます。壮大な海洋アドベンチャーから始まり、緊迫した政治の舞台へと移り変わるスケールの大きな物語を、藤本さんがどのように緻密な伏線と人間ドラマで結びつけていくのか、期待しかありません。
まとめ:2028年が今から待ちきれない!
山﨑賢人さんというフレッシュでスケールの大きな主演俳優と、藤本有紀さんという信頼感抜群の脚本家のタッグ。
『ジョン万』は、単なる歴史ドラマの枠に収まらず、「未知の世界へ飛び込む勇気」や「困難を乗り越える力」をストレートに伝えてくれる、活気あふれる痛快な作品になりそうです。今から2028年の放送スタートが待ちきれません!